ベストセラー『はじめての課長の教科書』に続く、中間管理職の戦略入門書・決定版に大幅増補・改訂版登場!
戦略の定義から、情報収集と分析、戦略の実行まで、現場リーダーのために「実行」から逆算した戦略のエッセンス。
第1章 戦略とは何か?
1 戦略とは「旅の計画」である
2 大学受験の戦略を考える
3 戦略は、時間とともに成長する
4 戦略における完璧主義のワナ
5 戦略は中心メンバーの選出から始まる
第2章 現在地を把握する─情報収集と分析の手法
1 情報力が戦略を簡単にする
2 集めるべき情報・行うべき分析とは何か?
3 顧客情報こそキングである
4 情報収集の3つのステップ
5 情報収集の現実
6 情報分析の基本的フレームワーク
7 情報分析に求められる基本的な態度
第3章 目的地を決定する─目標設定の方法
1 目標は何のためにあるのか?
2 目標設定の怖さを理解する
3 戦略立案を刺激する優れた目標・5つの条件
4 差別化という定性的な目標
第4章 ルートを選定する─戦略立案の方法
1 戦略は本当に必要なのか?
2 スイート・スポットをシェアし、戦略を育てる
3 あたらしいアイデアが本当に求められるとき
4 クイック・ウィンのテスト・ケースを走らせる
5 立案される戦略の構造
6 やめるべきことを常に探す
7 リスク対策と代替案の準備を忘れずに
8 戦略のキャッチ・コピーを考える
第5章 戦略の実行を成功させる
1 人を説得するための方法論を知る
2 組織トップのコミットメントをマネジメントする
3 組織内で、危機感と希望を共有する
4 情熱の伝染を起こす
5 組織内に「やさしい空気」を作りだす
6 戦略の実行に反対する人々との戦い
7 戦略の実行に使えるノウハウ集
第6章 戦略コンサルタントになる
1 戦略コンサルタントとは?
2 戦略コンサルタントの「原点」
3 優れた戦略コンサルタントに求められる思考力とは?
酒井穣
株式会社リクシス 代表取締役副社長。1972年、東京生まれ。慶應義塾大学理工学部卒。TIAS School for Business and Society経営学修士号(MBA)首席取得。商社にて新規事業開発に従事後、オランダの精密機器メーカーに光学系エンジニアとして転職し、オランダに約9年在住。帰国後はフリービット株式会社(東証プライム)の取締役(人事・長期戦略担当)を経て、2016年株式会社リクシスを創業。自身も30年以上に渡る介護経験者であり、認定NPO法人カタリバ理事、プロ野球選手会顧問なども兼任する。過去には事業構想大学院大学(特任教授)、新潟薬科大学(客員教授)なども歴任。NHKクローズアップ現代では介護関連の有識者として出演。主な著書に『新版 はじめての課長の教科書』(ディスカヴァー)などがある。