世界標準の1on1
著 |スティーヴン・G・ロゲルバーグ
訳 |本多明生
2100円(税抜)
ページ数:
発売日:2025年6月20日
ISBN:978-4-7993-3159-0
  • 商品説明
  • 目次
  • 著者情報
◎ミーティングの世界的第一人者による20年の研究・分析の集大成!
マネジャーの悩みに答える新定番


◎世界的知性から、推薦続々!
アダム・グラント 『GIVE & TAKE』著者 ペンシルベニア大学ウォートン校教授
――「著者はミーティングを改善する方法を誰よりも知っている」
キャロル・ドウェック 『マインドセット』著者 スタンフォード大学教授
――「仕事の満足感と生産性の両者を高める方法を示す〝価値ある1冊〟」
アンジェラ・ダックワース 『GRIT やり抜く力』著者 ペンシルバニア大学教授
――「人間関係の基盤、1on1のベストな方法をまとめた〝決定版ガイド〟」

◎数々のグローバル企業経営トップも推奨!
Google 専務 エリザベス・F・チャーチル
――「人をマネジメントするすべての人が、そして成功を望むすべての経営者が読むべき1冊です」
Meta 人材分析・人員戦略担当副社長 アレクシス・フィンク
――「科学に裏打ちされ、実用的なツールが満載の本書は、1on1についての必読書です」
Zoom 最高人材活用責任者 マシュー・サクソン
――「一緒に働く人とどのように関わっていくのがベストなのか、マネジャーとして新たな高みを目指すにはどうすればいいのかを知りたい人が読むべき1冊です」



<1on1の半数は、うまくいっていない!?>
世界中で毎日2億〜5億件の1on1が行われています。しかし、その約半数は部下から「適切ではない」と評価されているという事実があります。一方で、マネジャーの多くは、自分の1on1スキルを高く自己評価しており、この認識のギャップが社員とチーム・組織の成長を妨げています。

本書は、米国産業・組織心理学会の元会長であり、ミーティング研究の世界的権威スティーヴン・G・ロゲルバーグ博士が、20年以上にわたる研究成果をまとめた決定版ガイドです。多数の従業員調査と、大手企業幹部へのインタビューに基づき、エビデンスに裏付けられた実践的手法を提供します。

<本書で得られる〝科学的に正しい〟1on1の技術>
◆ 最適な頻度とペース:週1回30分? 隔週60分? 月1回90分? 豊富なデータから、あなたと部下に最適なペースを導き出します。
◆ 効果的な質問:カテゴリー別の豊富な具体的質問例。
◆ アジェンダの作成:失敗パターンから脱却するためのアジェンダ作成。短期的課題と長期的成長のバランスを実現。
◆ 部下の心をつかむ行動 :部下が「大切にされている」と感じる具体的方法。
◆ スキップレベル1on1の実践:部下の部下との面談で組織全体を活性化する8つのステップ。……etc

<こんな方に特におすすめ>
・部下が本音を話してくれない。一方的に話してしまう
・マイクロマネジメントや押し付けになっていないか不安
・本気で部下の成長を支援したい
・自分のマネジメントスタイルを進化させたい

<1on1をレベルアップするツールの数々>
・質問でやりがちな間違いのチェックリスト
・リモートワークをする部下への質問のチェックリスト
・1on1を円滑に実施する事前チェックリスト
・ネガティブな感情に対処するスキルテスト
・部下への効果的なフィードバックのためのチェックリスト……ほか


<人的資本経営時代の1on1導入ガイド>
近年、多くの企業が1on1を導入しました。しかし、「制度として導入すること」と「効果的に実施すること」は別物です。「とりあえず週1回30分部下と話してください」と現場に丸投げしたら、何が起きるでしょうか?
様々な調査でも「上司の面談スキル不足」が最大の課題として挙げられています。本書は、この実践とスキルのギャップを埋める解決策。長年の科学的研究調査に基づく「世界標準の1on1メソッド」により、制度を成果につなげる道が開けます。
1on1の導入にあたって、本書をガイドブックとすることをオススメします。
<目次>
序文 マーシャル・ゴールドスミス
序章:本書のビジョン−―1on1を科学的に設計する

<第1部:1on1の準備>
第1章:1on1を行う理由と意味
第2章:1on1の導入を伝える
第3章:1on1の頻度・ペース
第4章:1on1のスケジュールを組む
第5章:1on1の場所を選ぶ
第6章:質問を準備する
第7章:アジェンダの作り方

<第2部:1on1の実践>
第8章:1on1実践の基本
第9章:部下の個人的ニーズを満たす
第10章:1on1の進め方
第11章:1on1で部下がやること

<第3部:1on1の終了後>
第12章:1on1終了後にやること
第13章:1on1を評価する

<第4部:1on1を組織文化にする>
第14章:部下の部下との1on1
第15章:ミーティングの時間対効果の高め方
第16章:1on1と組織の価値観

スティーヴン・G・ロゲルバーグ


Steven G. Rogelberg
ノースカロライナ大学シャーロット校、組織心理学教授。 同校で、学際的かつ実務的な貢献で評価され、特別栄誉教授(Chancellor's Professor)に任命されている。
「ミーティングの科学的研究」において世界的に高く評価され、ドイツ・アレクサンダー・フォン・フンボルト財団からフンボルト賞を受賞。前著『The Surprising Science of Meetings(邦題『スーパー・ミーティング』)』はワシントン・ポスト紙選定「注目すべきリーダーシップ本第1位」となった。
研究と著作は、ハーバード・ビジネス・レビュー、ウォール・ストリート・ジャーナル、ナショナル・パブリック・ラジオ(NPR)など、多くのメディアに取り上げられている。米国産業・組織心理学会(SIOP)からは人道主義賞(Humanitarian Award)を初めて授与され、同学会の会長も務めた。 ベストセラー作家アダム・グラントは、ロゲルバーグを「会議をどう改善すべきか、という問いに対する世界屈指の専門家」と評している。

本多明生


心理学者。静岡理工科大学情報学部教授。
東北大学大学院文学研究科にて心理学の研究に従事し、博士(文学)の学位を取得。「心理学研究法」(サイエンス社)をはじめとする心理学の学術書・論文を国内外で多数発表。家族は妻と息子。組織心理学に関するその他の訳書に『悪事の心理学』『月に向かえ!』がある(いずれもディスカヴァー刊)。