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好奇心でゼロからイチを生み出す「なぜ? どうして?」の伸ばし方
著 |小宮山利恵子
1600円(税抜)
ページ数:
発売日:2025年5月23日
ISBN:978-4-7993-3150-7
  • 商品説明
  • 目次
  • 著者情報
スタディサプリ教育AI研究所所長が伝えたい、AIで何でもできる時代に「正解」よりも大切なこと

◎子どもの好奇心と可能性をぐんぐん伸ばす親の関わり方がわかる!
◎AI時代を生き抜くために必要な「ゼロイチ力」の育て方がわかる!
◎最先端アントレ教育プログラムを現地取材!豊富な実例と家庭での実践法がわかる!


AIで何でもできる時代に、「正解」よりも大切なことは?

本書は、激変する時代を生きる子どもたちが食いっぱぐれない力、
「ゼロ(0)からイチ(1)を生み出す力=ゼロイチ力」を家庭で育む実践ガイドです。

「ゼロイチ力」は「アントレプレナーシップ(起業家精神)」から生まれるもので、
AI時代を生き抜くためには起業家に限らずどんな仕事にも不可欠な能力です。
自ら課題を発見し、解決に向けて試行錯誤を繰り返しながら、
新たな価値を生み出すゼロイチ力こそ、これからの社会で求められる力なのです。

ゼロイチ力の土台となるのは子どもの好奇心で、
「なぜ?」「どうして?」と自ら問いを立て、考える習慣で育っていきます。
従来の学校教育だけではカバーできないアントレプレナーシップ教育は、
日本ではまだ先進的な教育現場で導入されているのみ。
そこで、本書では日本の学校教育とアントレ教育の現状をふまえたうえで、
家庭で簡単に実践できるアントレ教育の具体例を紹介します。

著者は株式会社リクルート スタディサプリ教育AI研究所 所⻑で東京学芸大学大学院教授の 小宮山 利恵子
AI×教育のトップランナーであり、アントレ教育も教えている小宮山氏が、
エビデンスをもとにアントレプレナーシップ=ゼロイチ力の重要性と育て方を伝えます。

高濱正伸さん(花まる学習会代表)、山崎直子さん(宇宙飛行士)推薦!
技術革新のかつてない大波、国内外の対立の激化・・・・・・。先の見通せない今だからこそ「どんな時代になろうともメシが食える大人」に我が子を育てたい。その具体的提案がここにある。高濱正伸さん(花まる学習会代表)

正解のない未来を生きる子どもの育て方が 不安よりも楽しみに思えてくるでしょう。「安心して失敗できる環境を与え、子どもの"好き’'を伸ばしてゼロイチカを育てる」という本 書のメッセージに心から共感します。山崎直子さん(宇宙飛行士)

はじめに より
これからの子どもたちが住む世界は、私たち大人が経験したことのない変化の連続です。だからこそ、子どもたちには自ら考え行動する力を身につけて、変化を恐れず新しい価値を生み出せる人に育ってほしいと思うのです。
そこで本書では、まず子育ての不安の原因でもある日本の学校教育で足りていないと思われる部分や、自己肯定感が低い子どもたちの現状をふまえて、既存知識を効率的に習得する「知の深化」と新しい価値を創造する「知の探索」をバランスよく育む「両利きの学び」や「アントレ教育」の必要性についてお伝えします。
次に、全国各地で実施されているアントレ教育プログラムの事例を紹介。親が子どもに与えたい「ゼロイチを生み出す5つの力」と、家庭でできるアントレ教育についても、読んですぐ実践できる具体例とともに説明します。
最後に、子どもの生きる力を奪う「親の先回り」をやめるコツについても触れています。
本書は日々子育てに頑張る皆さんにお伝えしたい情報が満載です。気になるページから読み、やってみたいと思ったアイデアはぜひ試してください。
子どもの可能性を信じて、ぜひご家庭でゼロイチ力を育てるアントレ教育を楽し
んでみてください。きっと親にとっても学びや発見があるはずです。(「はじめに)より)

◼️家庭ですぐにできる具体例が満載
「山の達人チャレンジキャンプ」「『好き!』を見つけるワクワク旅行」など、すぐに実践できるプログラム例や、親の先回りをやめるコツなど、忙しい親でも取り入れやすい具体的な方法を提案します。

◼️子どもの「半径5mの気づき」を引き出すワークシートつき!
その他「全国アントレ教育プログラムリスト」「おすすめ工場見学リスト」もダウンロードできます。
はじめに
変化の多い時代に、親は子どもに何ができるのか?
第1章 未来をつくる子どもたちに必要な「教育のアップデート」
中学受験率の高さは親の不安の表れ
日本の国際競争力が転落した大きな原因
OECDが分析してわかった学力の高い日本人の「弱点」
「将来の夢がある」が6カ国中最下位の日本の若者
「両利きの学び」で未来に備える
2050年に求められる人材像とは?
「好き」を極めたスペシャリストが活躍する

第2章 変化の時代を生きる力となる「アントレプレナーシップ」
アントレプレナーシップとは? 
5つの力で解き明かす子どもの可能性
アントレ教育は世界の当たり前
文科省と経産省もアントレ教育に動き出した
アントレ教育で総合型選抜入試にも強くなる
AIと人間の新しい関係性─4つの仕事の未来図

第3章 「ゼロイチ力」を育てるアントレ教育プログラムの事例
子どもの可能性を引き出すアントレ教育プログラム
瀬戸内のハワイで「みかんドリンク」を商品化した小学生
「高校生Ring」で新しいビジネスプランを提案する10代たち
不安定なアイスを売る? 愛知芸大主催の「常識」と「固定観念」を覆すワークショップ
バナナとドイツ語で広告を作る? 早稲田大学本庄高等学院の「デザイン思考ワークショップ」
「オキナワモズクで曇り止め」を開発! 沖縄発 高校生たちの科学×ビジネスの挑戦
たった5年で総合型選抜合格者を続々輩出! 金沢高校の取り組み
今後ますます拡大していくアントレ教育

第4章 子どもに与えたいゼロイチを生み出す5つの力
ゼロイチ力の土台となる5つの力を育てる
気づく力 〜身近なことに関心を持ち、新しい視点で見る〜
対話する力 〜人とアイデアや意見を出し合う〜
探究する力 〜好奇心を持って知識を深めていく〜
行動する力 〜考えたことを実践して成果を出す〜
失敗する力 〜挫折やミスを成長の糧に変える〜

第5章 ゼロイチ力を育てる「おうちアントレ教育プロジェクト
失敗しても大丈夫!家庭ではじめるプロジェクト
プロジェクト1五感を使った学びの宝庫「キャンプ」
プロジェクト2「好き!」が見つかる家族旅行
プロジェクト3金銭感覚を育てるフリーマーケット
プロジェクト4子どもが好きなオリジナル料理開発
プロジェクト5「半径5メートルの気づき」探し

第6章 親も「ゼロイチ」で子どもの可能性を広げよう
子どもとの価値観の違いを楽しもう
親自身の学ぶ姿が子どもを動かす
親自身が「好き」を極めてみる
選択を任せると子どもの幸福度が高まる
子どもの「ゼロからイチを生む力」を伸ばす親の5つの共通点

おわりに 親と子どもがともに育つ未来へ
参考文献

小宮山利恵子


小宮山利恵子(こみやま・りえこ)
株式会社リクルート スタディサプリ教育AI研究所所長
東京学芸大学大学院教育学研究科教授
977年東京生まれ。衆議院、ベネッセ等を経て2015年よりリクルートにて現職。ICT教育領域の他、五感を使った学びやアントレプレナーシップ(起業家精神)教育について幅広く活動。ANA「旅と学びの協議会」代表理事。キャンプインストラクター、小型船舶1級免許、狩猟免許、AOWダイビングライセンス、国内 A級自動車競技ライセンス、唎酒師、寿司職人(修了証)、お肉検定1級、オイスターマイスターなど多数の資格を取得。教育分野を軸にしながらも、さまざまな分野に興味を持ち、実際に体験することを大切にしている。
著書に『教育Alが変える21世紀の学び」(共著 北大路書房)、『新時代の学び戦略』(共著 産経新聞出版)、『レアカで生きる「競争のない世界」 を楽しむための学びの習慣』(KADOKAWA) 等。旱稲田大学大学院修了。