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小宮一慶の数字で読みとく日本経済2013→2014総括と大予測 増補版
著 |小宮一慶
1200円(税抜)
ページ数:128
発売日:2013年12月13日
ISBN:978-4-7993-1424-1
  • 商品説明
  • 目次
  • 著者情報

消費税増税、アベノミクス、円安、TPP、東京五輪…
私たちを取り巻く経済の「今」が、この一冊で丸わかり!


講演や書籍、テレビ出演など、そのわかりやすさでおなじみの経営コンサルタント・小宮一慶氏が、2013年の日本経済と世界経済を総括し、2014年はどうなるかを予測する一冊。

2013年はアベノミクスが本格稼働し、株価も上昇しました。景気も回復基調でしたが、一方で働く人の給料はそれほど上がらず、2014年4月からの消費税増税も控えて、2014年春以降の景気は不透明です。「異次元の金融緩和」はどこに向かうのか、TPPや東京オリンピックは日本の産業や経済にどのような影響をあたえるのか、米国経済は本当に底堅くなっているのか、中国経済バブルははじめるのか、などなど、2014年の日本と世界の経済のゆくえを、各種指標をひもときながら、数字が苦手な人にも理解できるよう平易に解説していきます。

後半では、注目される14の注目企業の決算書をひもときながら、各業界の動向を見ていきます。企業の状態を知るには、決算書のどこをどう見ればいいのか。目からウロコが落ちる解説も満載です。

経済の動きをつかんでおきたいビジネスパーソンや個人投資家から、数字の見方について学びたい学生やフレッシュマンまで。幅広い方にお薦めの一冊です。

※本書は、2013年11月にコンビニエンスストア限定で販売した同名書籍に巻末特別付録8景気指標データ一覧)を加えた「増補版」です。
第一部 日本経済の現在と、この先

【消費税増税で景気はどうなるか】
01 2014年4月から消費税率が8%に。景気は悪くならないの?
02 給与が上がらない中で「悪いインフレ」が起こり始めた
03 消費税増税によって、高額商品が特にダメージを受ける
04 今の景気対策では、消費税増税による景気腰折れを防げない
05 安倍首相が10月1日に消費税増税を表明した理由
06 今回の増税は、財務省にとって最高のシナリオだった

【アベノミクスの金融政策を読む】
07 アベノミクス「3本の矢」 2013年振り返りと2014年の見通し
08 世界中にインパクトを与えた「異次元の金融緩和」は吉と出るか、凶と出るか
09 「異次元の金融緩和」は急速な株の乱高下を引き起こした
10 「異次元の金融緩和」で増やしたお金はどこにいくのか
11 「異次元の金融緩和」で日銀が大量に買い入れた国債はどこにいくのか
12 なぜ、中央銀行はリスクを負ってはいけないのか

【アベノミクスの成長戦略を読む】
13 日本経済が成長し続けるために必要な3つのポイント
14 法人税減税は課税ベースを広げたうえで行うべき

【円相場、この先どうなるか】
15 円安になっても、日本の貿易収支は期待どおりには改善されていない
16 円安はどこまで進むのか? 円相場の行方を探る

【TPPでどうなる? 日本の農業・医療】
17 政治的に避けられないTPP交渉参加 産業育成と安全保障、2つの視点
18 日本のTPP参加は国内の農業にどんな影響を与えるか
19 日本の食料自給率向上と日米「食料安全保障」問題
20 なぜ、日本の医師会はTPP参加に反対しているのか

【この先、日本の経済はどこへ向かうのか】
21 東京五輪2020は本当に日本の景気を良くするのか
22 1964年の東京五輪と2020年とでは、何が違うのか
23 2038年に国民年金が枯渇する? 年金の未来を考える
24 2014年の日本経済を予測する
25 長期間、日本経済が成長できずにいる理由とは

第二部 世界経済の現在と、この先

【世界の景気のカギを握る米国経済】
26 米国経済は景気低迷から立ち直りつつあるが……
27 QE3の縮小が世界経済に大きな影響を及ぼす
28 米国景気は減速しつつある? FRBがQE3縮小に踏み切れない理由
29 なぜ、米国の新年度予算はなかなか決まらなかったのか
30 2014年の米国経済を予測する

【欧州問題は解決するか】
31 欧州経済は底を打った? 金融不安は小康状態
32 欧州問題が解決しない根本的な理由は「南北の格差」にある
33 2014年の欧州経済を予測する

【中国経済バブルははじけるのか】
34 世界経済の大きな爆弾? 中国シャドーバンキング問題とは
35 シャドーバンキングによるバブルが崩壊したら、中国経済はどうなるのか
36 2014年の中国経済を予測する

【この先、世界経済はどこへ向かうのか】
37 2014年の世界経済を予測する

第三部 決算書から読みとく注目の8業界14企業
【決算書の基本を知る】
38 意外とカンタン! 企業の決算書の読み方

【化粧品・日用品業界】
39 カネボウ白斑問題の影響はどれほどか? 花王の決算内容を分析する
40 中国展開を進める資生堂 業績アップのカギは日中関係にあり

【IT業界】
41 ソーシャルゲームで一世を風靡したGREE 人気の急速悪化で業績も大幅に落ち込んだ

【住宅業界】
42 消費税増税と金利上昇予測による「駆け込み需要」で潤う積水ハウスと大和ハウス

【鉄鋼業界】
43 業績回復中の神戸製鋼 生き残りを賭けた構造改革は成功するのか 98

【外食業界】
44 業績悪化が止まらないマクドナルド 明るい兆しは見えるのか 100
45 予想以上の円安による原料高に苦しむ吉野家 102

【金融業界】
46 「異次元緩和」で日本国国債を手放し始めたメガバンク 三菱UFJ銀行と三井住友銀行

【航空業界】
47  JALの再上場から一年 航空大手2社の明暗が分かれた理由

【電力業界】
48 資金注入によって延命している東京電力 一度、破綻処理をすべきではないか
49 業績悪化に歯止めのかかった関西電力

巻末特別付録:
1980年?現在 景気指標データ一覧

小宮一慶


経営コンサルタント。株式会社小宮コンサルタンツ代表取締役CEO。
十数社の非常勤取締役や監査役、顧問のほか、名古屋大学客員教授も務める。
1957年、大阪府堺市生まれ。京都大学法学部卒業後、東京銀行入行。
米国ダートマス大学タック経営大学院留学、MBA取得。その後、岡本アソシエイツ取締役に転じ、国際コンサルティングにあたる。その間、カンボジアPKOに国際選挙監視員として参加。後に、日本福祉サービス(現セントケア)を経て、1996年、独立し、現在に至る。
企業規模、業種を超えた「経営の原理原則」をもとに、幅広く経営コンサルティング活動を行う一方、年100回以上講演を行う。経済指標を用いた講演には定評がある。自他ともに認める数字オタク、乗り物オタクでもある。
『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』『社長の心得 増補版』『ビジネスマンのための最新「数字力」養成講座』『小宮一慶のビジネスマン手帳』(ディスカヴァー)、『「1秒!」で財務諸表を読む方法』『図解キャッシュフロー経営』(東洋経済新報社)など、著書は150冊を超え、現在も経済誌等に連載を抱えるほか、関西ではTV番組にレギュラー出演中。経済トピックスのコメンテーターも務める。
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