「問う」ことが仕事になる時代の知的生産の技法
「いかに問うか」ということが、
子どもから大人までに共通の、しかも切実な課題になっている。
教育現場での探求学習、
ビジネス現場では「課題解決力」よりも「課題発見力」が重要視されている。
「問う力」が必要であることは多くの人が共有し始めているが、
肝心な「問い方」についてはわからないことが多い。
なぜ「問う」ことは難しいのか?
小さいころは「なんで?」「どうして?」の問いに溢れていたのに、
大人になって問えなくなるとしたら、何が邪魔をしているのか?
「問い」はどこからどうやって生まれてくるのか?
本書は、これらの問いの発生に関するメカニズムについて、
編集工学の視点で探究する一冊です。
第1章 「問い」の土壌をほぐす
第2章 「問い」のタネを集める
第3章 「問い」を発芽させる
第4章 「問い」が結像する
安藤昭子
編集工学研究所・代表取締役社長。出版社で書籍編集や事業開発に従事した後、「イシス編集学校」にて松岡正剛に師事、「編集」の意味を大幅に捉え直す。
これがきっかけとなり、2010年に編集工学研究所に入社。2021年に代表取締役社長に就任。
企業の人材・組織開発や理念・ヴィジョン設計、教育プログラム開発や図書空間プロデュースなど、多領域にわたる課題解決や価値創造の方法を「編集工学」を用いて開発・支援している。
「Hyper-EditingPlatform[AIDA]」プロデューサー、丸善雄松堂株式会社取締役。
著書に『才能をひらく編集工学』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、共著に『探究型読書』(クロスメディア・パブリッシング)など。