人間の悩みの本質は2000年間変わっていない―
ストア哲学が、いま、シリコンバレーで大流行しているのには理由がありました。
とめどない不安に襲われがちな現代社会において「生き方の指針となる」のです。
2000年前を生きたマルクス・アウレリウス、エピクテトス、セネカらの言葉。
その奥にある、深い重要な原理は、この悩み多い時代の中で「どう生きるべきか」を示してくれる道しるべなのです。
本書では、英国ガーディアン紙の人気コラムニストである著者が古代ギリシア哲人に学ぶ「心の持ち方」をエッセンスとともにわかりやすく紹介します。
第1部 ストア哲学のエッセンス
第2部 人生とその不条理について
第3部 耐え忍ばなくてはいけないとき
ブリジッド・ディレイニー
英国『ガーディアン』紙のジャーナリスト。
毎週執筆している人気コラム「ブリジッド・ディレイニーの日記」は、オーストラリア、アメリカ、イギリスで広く読まれている。著作は3冊あり、『This Restless Life(落ち着かない生活)』、『Wild Things(悪ふざけ)』、そして『Wellmania(ウェルマニア~私のウェルネス奮戦記~)』。『Wellmania』はイギリス、カナダ、アメリカ、フランスでも出版され、それを原作として、ネットフリックス社で8話から成るコメディドラマが制作された。ディレイニーはそのドラマの共同制作者であり副プロデューサーでもある。
また、死刑廃止運動である「マーシー・キャンペーン」を共同で設立し、インドネシアの死刑囚への恩赦を求めた。
現在はシドニーとキャッスルメインに在住。
鶴見紀子
東京都出身。
上智大学大学院 文学研究科英米文学専攻 博士後期課程満期退学(修士)。
現在は英語を教える仕事に携わりつつ翻訳を手がける。本書をきっかけにストア哲学を日々実践中。