佐藤一斎
江戸時代後期(1772〜1859)の儒者。美濃国岩村藩の江戸詰家老の末子として江戸に生まれる。19歳の頃、友人が溺死した水難事故の責任をとるため浪人となる。その後大坂に遊学、また江戸に戻って儒学の研鑽を積み、儒者として名声を得る。1813年、数え42歳の頃から『言志録』の執筆を開始、晩年まで続編を書き継いで『言志四録』を完成する。70歳で昌平坂学問所の教授となり、在職のまま88歳で死去。
佐藤けんいち
ケン・マネジメント代表。1962年、京都府に生まれる。一橋大学社会学部・社会理論課程で歴史学を専攻、米国レンセラー工科大学(RPI)でMBAを取得(専攻は技術経営)。銀行系と広告代理店系のコンサル会社勤務を経て、中小機械メーカーで取締役企画室長、タイ王国では現地法人を立ち上げて代表をつとめた。編訳書に『超訳 自省録』『ガンディー 強く生きる言葉』『超訳ベーコン 未来をひらく言葉』『超訳 アンドリュー・カーネギー 大富豪の知恵』『フランクリン 人生を切り拓く知恵』『言志四録 心を磨く言葉』(いずれも小社刊)がある。
隈本吉成