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未来が変わる働き方
著 |慎泰俊
1200円(税抜)
ページ数:224
発売日:2013年2月13日
ISBN:978-4-7993-1283-4
  • 商品説明
  • 目次
  • 著者情報
慎泰俊 31 歳。
いじめ、制度の壁、貧困。世の中の不条理に怒りを覚えた僕は、本業として投資ファンドで働きながら、パートタイムでNPO組織を運営することで、自分の仕事をつくっている。

1人の100の行動より、100人の1つずつの行動によって、世の中は、ゆっくりと、でも確実に変わってゆく。誰にだって、世界をよりよいものにする力がある。まずは自ら行動を起こすこと。

この本は、厳しいと言われる時代を真直ぐに生き抜くための慎泰俊の「サバイバル・マニュアル」だ。


(本書の一部)
僕には二つの顔がある。世界の貧困を削減するNPOの代表としての顔と、投資プロフェッショナルとしての顔だ。

今から5年前の2007年10月28日、モルガン・スタンレーというアメリカの会社に勤めていた僕は、友人・知人やネット上で知り合った人と勉強会を開いた。世の中から貧困をなくすために何をできるかを考えたかったからだ。

それから1年くらい後に、この勉強会はNPOになって、具体的な貧困削減のためのアクションを始めた。とはいえ、僕は仕事を辞めることはなかった。

働きながら、社会を変える。平日の日中は、投資ファンドでの仕事をして、平日の夜と土日は、NPOの活動をする。それが、僕のライフスタイルとなった。

例えばあなたが、もっとやりがいのある仕事をしたい、あるいは、社会の役に立ちたいと思い、今の仕事とは別の選択肢を見つけたとする。今の仕事を捨てて、全く新しい世界に飛び込むのも良いけれど、僕は、まずは今の仕事を続けながら、新しいことを始めることをオススメしたい。すなわち、本業を持ちながらもパートタイムで働くということだ。

世の中をもっとよくしたい、あるいは誰かの役に立ちたい、と思っている人は少なくないのかもしれない。でも、それをするのは、自分のことがちゃんとできるようになってから。まずは自分の足で立つ、つまり本業でちゃんとパフォーマンスを出す必要がある。それができて初めて世の中に価値あるものを提供することができる。一方で、収入が安定してから、スキルを身につけてからでは遅いこともあるかもしれない。やりたいことが目の前にあるのなら、取り組むタイミングは今だ。そこで、僕は二つのことを同時進行している、というわけだ。

慎泰俊