※本書は、コンビニ限定書籍「図解 子どもに迷惑かけたくなければ相続の準備は自分でしなさい」を電子化したものです。
「相続対策は早くはじめたものの勝ち!」
まだみなさんは、相続対策なんて他人事だと思っていませんか?
そんなことを思っていると、気がついたときには手遅れになってしまいます。
相続対策は、一つひとつがそれなりの作業量を要するもので、そう簡単なものではありません。
ちなみに誰にどの財産を相続させるかを考えるだけでもそれなりに時間がかかりますよね?
ですから、相続対策を万全に進めるにはかなりの時間が必要です。
「相続税対策」は、そのほとんどが、みなさんが生きている間にしかできない対策になります。
つまりみなさんが亡くなったあとでは「もう遅い」ということです。
これには10年以上かけてコツコツと積み重ねていくような対策や、時間をかければかけるほど効果が出る対策もあります。
ですから、一日でも早く対策をはじめる必要があるのです。
「千里の道も一歩から」というように、とにかく親であるみなさん自身が「はじめの一歩」を踏み出すことが大切です。
五十嵐明彦
公認会計士・税理士・社会保険労務士。
明治大学商学部3年在学時に公認会計士試験に合格。大学在学中から監査法人トーマツ(現・有限責任監査法人トーマツ)に勤務し、国内企業の監査に携わる。2001年には、明治大学特別招聘教授に。現在は、税理士法人タックス・アイズの代表社員として相続税などの資産税業務や法人に対する税務業務を中心に幅広い仕事を行うほか、国内企業の監査業務に携わる。
主な著書に『子どもに迷惑かけたくなければ相続の準備は自分でしなさい(改訂版)』(ディスカヴァー)、『相続破産 危ない相続税対策、損する遺産』(朝日新聞出版)、『うまくいく相続手続のすすめ方』(共著、税務経理協会)などがある。