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桁違いの成長と深化をもたらす 10X思考
著 |名和高司
2900円(税抜)
ページ数:
発売日:2023年6月23日
ISBN:978-4-7993-2903-0
  • 商品説明
  • 目次
  • 著者情報
古来、人間は様々な思考法を編み出してきた。

この半世紀を振り返っただけでも、その量と質にあらためて圧倒される。
20世紀後半は、ロジカル・シンキングのような問題解決型の垂直思考が幅をきかせていた。その担い手として活躍したのが、コンサルタントたちだ。
21世紀にはいると、デザイン・シンキングのような機会発見型の水平思考に注目が集まるようになった。そこでは、理屈っぽいコンサルより、華やかなクリエーターたちが脚光を浴びる。
一方、そのような表層的な流行の底流で、世界を複雑系としてとらえるシステム・シンキングが進化し続けていった。そこに脳科学や生物学など、異分野の最先端の思想が合流し、今や複雑系思考はまさに百花繚乱の様相を呈している。
そして21世紀に入り、デジタルパワーは長足の進歩を遂げ始めた。AI(人工知能)、IoT(モノのインターネット)、ビッグデータなどを活用したDX(デジタル・トランスフォーメーション)によって、世界では「旧来の延長線上にある成長」から「異次元の成長」へと移行が進んでいる。
「10X(テンエックス)」と呼ばれる現象である。10倍化、すなわち、桁違いの成長を意味する。

この10X化を生み出すのが、「10X思考」である。

ロジカル・シンキングなど、これまでのフレームワークの限界を超え、劇的進化を遂げる思考法だ。

この本は、新時代のビジネスパーソンに贈る、異次元の成長を楽しみ続け、「10X人財」となるための思考のイノベーションを導く手引書である。
第1部 思考法の進化
第1章  ロジカル・シンキングの限界
第2章  デザイン・シンキングの罠
第3章  システム・シンキングの可能性

第2部 異次元へのワープ
第4章 3つのマクロトレンド
第5章 5つのパラダイム・シフト(PS:軸ずらし)

第3部 組織と仕事の未来
第6章 進化する組織
第7章 ライフ・シフト、ワーク・シフト

第4部 異次元思考への道
第8章 思考の新しい地平
第9章 目指せ、10X人財

名和高司


京都先端科学大学教授
一橋ビジネススクール客員教授
東京大学法学部、ハーバード・ビジネス・スクール卒業。三菱商事を経て、マッキンゼーで約20年間勤務。デンソー(~2018年)、ファーストリテイリング(~2022年)、味の素、 SOMPOホールディングス(いずれも現在も)などの社外取締役、朝日新聞社の社外監査役を歴任。消費者庁「消費者志向経営賞」座長。ボストン・コンサルティング・グループ(~2016年)、インタープランド、アクセンチュア(いずれも現在も)などのシニアアドバイザーを兼任。『パーパス経営』、『CSV経営戦略』、『企業変革の教科書』(いずれも東洋経済新報社)、『シュンペーター』、『稲盛と永守』、『経営変革大全』(いずれも日経BP)、『コンサルを超える問題解決と価値創造の全技法』、『成長企業の法則』(いずれもディスカヴァー・トゥエンティワン)など著書多数。