言葉ひとつで、考え方は変わる
コミュニケーション科学の専門家による、充実した対話をつくる方法
「こんな本が出ることを望んでいた!
コーチングに留まらず、部下・同僚あるいは顧客との対話、さらに子供との対話にまで使える、世界最高の「対話」の教科書!
これはおすすめです!」
――早稲田大学大学院教授 入山章栄氏推薦!
対話によるストーリー作りの基本は、
会話のありかた(リスニング・コンパス)を知り、
ごく普通の言葉をポジティブに使うことです。
本書は、著者の10年にわたるプロジェクトで分かった「対話に潜む効果」を、
26の視点と著者の具体的なエピソードによって紹介しています。
コーチングや仕事だけでなく、さまざまな場面での対話に生かすことができるでしょう。
【こんな方にオススメ!】
・マネージャーとしてチームのパフォーマンスを上げたい
・コーチングを学んだことがあるが、うまく活かせていない
・メンバーとの対話の質を上げたい
・対話の技法を自己成長にも応用したい
【目次】
良い対話が優れた力を発揮する
Already
目指す先の指標ではなく、すでに積み重ねた努力に注目しよう
Becoming
本当に得たいものに意識を向け、実現に必要なものがすでに備わっていると信じよう
Care
抱えている問題ではなく、大切にしているものに関心を持とう
Difference
未来をポジティブに変えたい気持ちにスイッチを入れ、過去のポジティブな経験にもスポットライトをあてよう
Else
別の視点や身近にある貴重なリソースを、積極的に取り入れよう
First
望ましくない慣れた行動パターンから、慣れないけれど望ましい行動パターンに変換しよう
他
ヘスン・ムーン
Haesun Moon
コミュニケーション科学・教育学の専門家。
カナダのトロント大学大学院にて、「成人教育」及び「コミュニティ開発」分野にまたがる研究により博士号を取得。現在は、トロント大学でブリーフコーチング法を教える傍ら、トロント所在のカナダ・ブリーフコーチング・センター(CCBC:Canadian Centre for Brief Coaching)の代表取締役、及び同じくトロント所在の、大人の能力開発に従事する人材を養成するヒューマン・ラーニング・インスティチュートの所長を務める。
世の中の誰もが、家庭でも職場でもよりよい会話を交わせるようになってほしいという願いとその実現に向け、自らコーチングやコンサルティングに携わるほか、コーチの養成にも取り組む。
これまでに手がけた共著書に『Thriving Women, Thriving World: An Invitation to Dialogue, Healing, and Inspired Actions』『Foundations of Brief Coaching』などがある。
伊藤守
株式会社コーチ・エィ ファウンダー。日本人として初めて国際コーチング連盟(ICF)よりマスターコーチ認定を受けた日本のコーチング界における草分け。コーチングを日本に 紹介し、1997年に時代に先駆けてコーチ養成プログラムを開始。2001 年には、エグゼクティブ・コーチング・ファームとして株式会社コーチ・エィを設立し、以来、こ れまでに数多くの企業のリーダー開発や組織風土改革に携わる。著書は 『3分間コーチ』『コーチング・マネジメント』『コミュニケーション100の法則』『自由な人生のつくり方』(ディスカヴァー)、『もしもウサギにコーチがいたら』( 大和書房 )ほか多数。
田村加代
メルボルン大学大学院修士課程修了後、日本で大学講師を経て、現在はオーストラリア在住。
高校時代の留学以来、異文化をつなぐことをライフワークとしている。訳書に『ELEVATE (エレベート) 自分を高める4つの力の磨き方』、『FRIDAY FORWARD フライデー・フォワード あなたの可能性を引き出す52のヒント』(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン刊)がある。