相手の反応が気になって、いつも心がもやもや、
気持ちが休まらなくて、何となく体がだるい―。
もやもやだるーい状態から、なかなか抜け出せない、
そんな方を「もやだるさん」と名づけました。
もやだるさんは、気遣い屋さんで、頑張り屋さんです。
だから、いろいろため込んで、疲れてしまう。
そのネガティブサイクルを断ち切ることができれば、
毎日、気分晴れやかに、楽しく過ごせるようになります。
気持ちを切り替えましょう、と言っても、「言うは易く行うは難し」。
まずは、気持ちを切り替えることを習慣化してみましょう。
私は、それを「リセットスイッチ」と呼んでいます。
お寺でもやっている気分を瞬時に切り替える「3秒リセット」。
例えば、「手拍子パチン」や「指ろうそく」「足そろえてトントン」など、
子どもから大人まで楽しみながらできます。
そして、心のざわつきをすーっと整える「プチ瞑想」。
「お茶リセット」や「お掃除リセット」など、
ライフスタイルにすぐに取り入れられるので、
いつもの家事時間が心を整える瞑想時間に早変わり。
ひと時の癒しの時間ともなります。
禅僧もやっている
イライラもやもや撃退メソッドを一挙ご紹介します。
是非お試しください!
第1章 「もやだるさん」はリセットが苦手
第2章 瞬時にスッキリ!「もやだる3秒リセット」
第3章 自分だけの「リセットスイッチ」を作ろう
第4章 「もやだるさん」を遠ざけ、ごきげんな毎日にするヒント
伊藤東凌
臨済宗建仁寺派 両足院副住職
1980年生まれ。建仁寺派専門道場にて修行後、15年にわたり両足院での坐禅指導を担当。現代アートを中心に領域の壁を超え、伝統と繋ぐ試みを続けている。アメリカFacebook本社での禅セミナーの開催やフランス、ドイツ、デンマークでの禅指導など、インターナショナルな活動も。2020年グローバルメディテーションコミュニティ「雲是」、心を整えるアプリ「InTrip」をリリース。海外企業のウェルビーイングメンターや国内企業のエグゼクティブコーチも複数担当する。