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世界の分断への処方箋はあるか
著 |神保謙
350円(税抜)
ページ数:
発売日:2022年7月20日
ISBN:978-4-910906-90-4
  • 商品説明
  • 目次
  • 著者情報
――ウクライナ危機以後の世界はどうなってしまうのか?

ロシアのウクライナ侵攻後に起こるであろうゲームチェンジを多角的な視点で俯瞰的に解説する電子書籍シリーズ第2弾。

本作では、現在起こっている世界の分断を磁場に例え、G7プラスの磁場、中露の磁場、グローバルサウスの3つに分類し、分断への処方箋を探っていく。

本作では主に下記の問いを立てている。

・現代の世界は深い分断に向かっているのか、それとも新たな結束と協調が形成される過程にあるのか?
・世界の分断とはどのようなものか?
・なぜ分断が生じているのか?
・中露の連携は今後も続くのか?
・グローバルサウスとはなにか?
・世界の分断を解消する手立てはあるか?

これらの問いに対し、自分なりの理解を深めたい方の道しるべとなる1冊。
はじめに  併存する磁場と世界の分断  本シリーズの構成――ウクライナ危機で世界はどう変わるのか  自由で開かれた国際秩序の揺らぎ  ロシアのウクライナ侵攻と世界の分断の再編 1.G7プラス国家群の結束  利害関係の差を乗り越えた欧州諸国  異例のスピードで進むNATOとEUの加盟問題 2.「中露の磁場(専制の孤)」は拡大するのか?  中国はどこまでロシアによる侵攻を察知していたか  中露の連携は今後も続くのか? 3.グローバルサウス:大国間競争の回避と独自の発展か  グローバルサウスとはどんな国々なのか  グローバルサウスがG7プラスと協調できない根本原因 4.世界の分断は克服できるのか?  世界の分断を食い止める手立て  G7プラスがグローバルサウスの協力を得るにはどうすればいいか

神保謙


慶應義塾大学総合政策学部教授。
専門分野は、国際安全保障論、アジア太平洋の安全保障、東アジア地域主義。

慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程修了(政策・メディア博士)。防衛大学校講師、東京財団研究員ほか多数兼務。また、これまでに経済財政諮問会議21世紀ビジョン「グローバル化ワーキンググループ」専門委員、日本国際問題研究所研究員、日本国際フォーラム研究主幹などを歴任している。

主な著書に『アジア太平洋の安全保障アーキテクチャ: 地域安全保障の三層構造』(日本評論社)など。