日本大震災では、日本では黎明期にあったソーシャルメディアが大きな役割を果たし、被災地とそれ以外の日本の各地、日本と海外を双方向につなぎました。
震災直後から、ツイッター、Ust、YouTube、ブログにフェイスブックといったソーシャルメディア・ツールがそれぞれの機能を最大限活かすかたちで、互いに連携をとりながら、フル活用された事例が数多くありました。
さらには、テレビや新聞、雑誌といった既存のマスメディアにも大きな影響をおよぼしていったのです。
それは、まさに「ソーシャルメディア革命」と言えるでしょう。
ソーシャルメディアは東日本大震災の何を伝えたのでしょうか?
そして、東日本大震災はソーシャルメディアの何を変えたのでしょうか?
本書では、次の視点に的を絞り、実際にあった具体的な事例に踏み込んでいます。
・ 日本国内で起こったソーシャルメディアの革命現象
・ 国内外のマスメディアで今回の東日本大震災がどう取り上げられ、それはソーシャルメディアとどう関連をもったか?
北米での事例をもとに、日本におけるソーシャルメディアによるマーケティング革命を予見した『ソーシャルメディア革命』の著者が、祖国日本の復興への希望と祈りを込めて、日本と世界のソーシャルメディアの今とこれからを記しました。
ブログやツイッターを活用している人はもちろん、東日本大震災における「ソーシャルメディア革命」を経験したすべての人に読んでほしい一冊です。
立入勝義
1974年、大阪府生まれ。米国在住歴20年。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)地理環境学部卒。日米間の事業開発とデジタル・マーケティングをおもに手がけるフリーランスのコンサルタント、作家。おもな経歴に世界銀行や米ウォルト・ディズニー、アライドテレシス。元さくらインターネット米国法人代表。元AAJA(Asian American Journalists Association)理事。主要著書は『ソーシャルメディア革命』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『電子出版の未来図』(PHP新書)など。四女の父。