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西洋お寺ごはん
著 |青江覚峰
1500円(税抜)
ページ数:
発売日:2018年11月15日
ISBN:978-4-7993-2390-8
  • 商品説明
  • 目次
  • 著者情報
肉、魚、乳製品を使わない精進料理スタイルで和食の王道から西洋料理まで楽しめる!
お子さんにも安心!アレルゲンフリーのレシピを豊富に収録。


お寺の修行僧が、他の修行僧向けにつくる精進料理を、一般のご家庭でも簡単につくれるようにアレンジしたものが、本著の「お寺ごはん」です。
そんな 「お寺ごはん」をつくり続けて10年以上、最近、とみに感じることがあります。

それは、この「お寺ごはん」の考えは食のユニバーサルデザインになりうるものだということです。
世の中には多くの文化があり、宗教があります。宗教ごとにルールがあり、それが食文化に及ぶことも珍しくはありません。
有名なのはイスラム教の人々にとってのハラール食。豚など食べることのできない食材があることがよく知られています。ほかには、ヒンドゥー教における牛や、敬虔なユダヤ教徒にとってのコーシャなど、宗教によって、さまざまな食事上の決まり事があることが日本でも認知されるようになってきました。 また、宗教上のルールでなくとも、ベジタリアンなど自ら食生活になんらかの制限を設け、それをライフスタイルとして大切にしている人も大勢います。

そんな中、お寺の料理が大きな注目を集めています。精進料理をはじめとするお寺の食事では、肉や魚といった動物性のも
のを使いません。さらに、野菜の中には五葷(ごくん)と呼ばれるネギ類やニラ類など用いることのできないものがあります。実は、お
寺の料理は世界中のさまざまな食の制限の中で最も禁忌とする食材が多い料理なのです。

つまり、お寺ごはんならおよそすべての人が安心して食事をとることができるということ。
いわば、世界の食の最大公約数として、お寺の食事が見直されているのです。

和洋折衷のお寺ごはんで四季おりおりの食事を楽しみませんか?

青江覚峰