自尊心とは単なるプライドのことではなく、自分の人格や能力に幸せを感じることであり、「自分の価値」を認める気持ちのことです。著者は自尊心が人生の質を大きく左右すると主張しています。
自尊心をもつということは、自分を向上させる力を心の中にもっているということです。自分の人生に満足できていない人は、人生を改善する必要がある、と著者はいいます。自分を向上させることで、人間関係や経済力、健康などの大切な側面も改善されることに私たちは気づくのです。(「訳者あとがき」より)
本書には、人生を変える強力で実用的なアイデアが満載されている。だから、たんに読むだけではなく、それにもとづいて行動を起こし、実際に何かを経験してほしい。
健全な自尊心を持とう。「自分は成功するに値する人間だ」という信念を持とう。そうすれば、自分の成功を素直に受け入れて充実した人生を送れるようになる。(「はじめに」より)
はじめに
第1章 新しい自分を創造する
第2章 いい思考の習慣をつける
第3章 なりたい自分になる工夫をする
第4章 自分の人生に責任を持つ
第5章 自分の生き方を追求する
第6章 完璧主義をやめる
第7章 人間関係を円満にする
第8章 自尊心を高める
第9章 ぞんぶんに人生を楽しむ
第10章 自分に誇りを持つ
第11章 心を磨く
訳者あとがき
ジェリー・ミンチントン
アメリカの著述家。多年にわたり経営者としてビジネスに携わるうちに「人が自尊心を高め、自らの価値を確信することが、人生における成功や幸福に直結する」ということに気づき、自尊心に関する研究をおこなう。著書は本書をはじめ『うまくいっている人の考え方』など多くが日本でベストセラーになっている(いずれもディスカヴァー刊)。
弓場隆
翻訳家。主な訳書に『心の持ち方』『人望が集まる人の考え方』(いずれもディスカヴァー刊)、『一流の人に学ぶ自分の磨き方』(かんき出版)、『「人の上に立つ」ために本当に大切なこと』(ダイヤモンド社)などがある。