フラットな世界で伸ばすことのできる最初の、そして最も重要な能力は「学ぶ方法を学ぶ」という能力だ。
――トーマス・フリードマン『フラット化する世界』(日本経済新聞出版社)より
本書は次のような方々にお薦めします。
?新聞やビジネス誌を熱心に読み、勉強会にも参加しているがビジネススキルが身につかないビジネスパーソン
?自分の「教える力」を鍛えたのに、部下が育たないと頭を抱える部門リーダー
?合格を目指して勉強を頑張っているのに、模擬試験で結果を出せない受験生
?いくら教えてもなかなか子どもの成績が伸びないことに悩む、お受験ママ
?ゴルフ雑誌を読みレッスンを受けているにもかかわらず、一向にスコアが良くならないゴルファー
問題は「教え方」ではなく、「教わり方」にあった!
教わり上手はトクをする。今こそ、学ぶ方法を学べ。
第1章 「教わる力」が足りない人は、「残念な人」ではない。
せっかくの力を活かしきれない「もったいない人」である
第2章 「教わる力」を鍛えると、「もったいない人」から、
「成果と結果を出せる人」になる
第3章 「教わる力」とは、自分の判断軸をつくることであり、
取捨選択をできるようになることである
第4章 自分の判断軸を鍛えるために、「信じる道」を探し出す
第5章 自分の判断軸を完成させるために、「信じる道」を貫き通す
第6章 自分の判断軸を「自分の信じる道」にする。
そうすれば、「教わる力」が完成する
牧田幸裕
信州大学大学院 経済・社会政策科学研究科 准教授
1970年京都市生まれ。京都大学経済学部卒業、京都大学大学院経済学研究科修了。ハーバード大学経営大学院エグゼクティブ・プログラム(GCPCL)修了。アクセンチュア戦略グループ、サイエント、ICGなど外資系企業のディレクター、ヴァイスプレジデントを歴任。2003年、日本IBM(旧IBMビジネスコンサルティングサービス)へ移籍。インダストリアル事業本部クライアント・パートナー。主にエレクトロニクス業界、消費財業界を担当。IBMでは4期連続最優秀インストラクター。2006年、信州大学大学院 経済・社会政策科学研究科助教授。07年より現職。2012年、青山学院大学大学院 国際マネジメント研究科 非常勤講師。
著書に『デジタルマーケティングの教科書』『フレームワークを使いこなすための50問』『ラーメン二郎にまなぶ経営学』『ポーターの『競争の戦略』を使いこなすための23問』『得点力を鍛える』(いずれも東洋経済新報社)などがある。