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その「不調」、あなたの好きな食べ物が原因だった?
著 |澤登雅一
1300円(税抜)
ページ数:
発売日:2014年5月29日
ISBN:978-4-7993-1489-0
  • 商品説明
  • 目次
  • 著者情報
一般的に食物アレルギーというと、食べるとすぐに蕁麻疹が出たり、呼吸が苦しくなったり、といったが症状が思いつきます。これらのアレルギーは、ひどい場合にはアナフィラキシーショックを起こし、命にかかわるほど重症になる場合があります。食べてすぐに症状があらわれるため、「即時型フードアレルギー」と呼ばれています。

一方、食べてすぐには症状があらわれないアレルギーがあります。食物を摂取後、数時間から数週間後に症状が出るフードアレルギーなので、「即時型」に対して、「遅発型フードアレルギー」と呼ばれています。
「即時型」がわかりやすい症状となってあらわれるのに対して、「遅発型」の場合は、慢性的な疲労感、頭痛、めまい、眠気、不眠、イライラ、うつ、集中力の低下、肩こり、便秘、下痢、肌荒れ、にきび、アトピーなどといった、さまざまな症状となってあらわれます。

これらの症状は、病気ともいいきれないような不調」と感じられるために、ただの体調不良やストレス、一時的な疲労のせいだと片付けられてしまうことが多いのです。しかし、不調があるということは、必ず、身体のなかではなにかしらの悪い変化が起こっているということです。これを、放置しておいてはいけないのです。
陽性反応が強い食品が、とくに好んで食べていたものだった場合、「完全に断つなんてできない!」と、思ってしまいがちです。しかし、決して一生の間食べてはいけないというわけではありませんので、まずは、3?6カ月の間だけでも我慢してみることが大切です。我慢した結果、陽性反応が弱くなれば、また好きな食べものを食べることができるようになるのです。

「なんとなく不調だ」と思い当たることがあるならば、遅発型フードアレルギー検査を検討してみてはいかがでしょう。ご自分の食生活を見直す機会になるのはもちろん、一生の間続ける「食」を改善することによって、健康な暮らしにシフトしていく、その第一歩となるでしょう。
第1章 原因がわからない慢性的な「不調」は遅発型フードアレルギーが原因だった!?
第2章 3?6カ月の「除去食」で改善を実感!好きなものは一生食べていける
第3章 メディカルコーチングで「健康は自分でコントロールする」意識を引き出す
第4章 Happy people live longer 人生を長く、より快適に楽しむために

澤登雅一


1967年東京生まれ。1992年、東京慈恵会医科大学卒業後、日本赤十字社医療センターで血液内科医として14年間勤務。2005年より三番町ごきげんクリニック院長。病気を診る立場から、病気にならないことの重要性を痛感し、アンチエイジング医療を実践。東海大学医学部血液・腫瘍内科非常勤講師、慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科特任教授。日本抗加齢医学会専門医・評議員など。医学博士。著書に『人より20歳若く見えて、20年長く生きる』(ディスカヴァー)、『細胞から「毒」が逃げ出す生き方~キレーション身体革命~』(講談社)などがある。