なぜ利益を追求しない会社のほうが利益をあげるのか?
なぜお金を追求しない人のほうがお金持ちになるのか?
なぜ幸福を追求しない人のほうが幸福になるのか?
ビジネスをして成果をあげるには、しっかりとしたビジョン、戦略、戦術、実行計画が必要不可欠だと思われている。しかし著者はそれに異論を唱える。
世に成功といわれるものは、もともと明確な計画の下に達成されたものではなく、成功の理由などはたいてい「後づけ」だ。むしろ実行する人の「想定外」、思わぬところで成功してしまう、というのが真実なのだ。
この世界の現実が間違っているのではない以上、われわれの抱く合理性に対する考え方が間違っているのかもしれない。どうやって意思決定をするのか、どうやって問題を解決するのか。この課題を考え直してみる必要があるだろう。
著者は古今東西のさまざまな事例を通して、われわれの思い込みを覆していく。