下がり続ける婚姻率&出産率。その裏で、女性は、ふたこと目には「いい男がいない」と言うが、はたしてそれは真実か? 女性にとって真実であるとしたら、それはなぜなのか? 恋愛とは広義の意味での政治であるとする気鋭の政治学博士が、各種データを駆使して、その理由を、1.時代 2.男 3.女の3つの視点から解明する本書は、現代の恋愛事情を通して、日本社会がかかえるさまざまな問題を映し出す貴重な資料となっていると同時に、恋愛が成立する秘訣を科学的に示唆する異色の恋愛指南書ともなっている。
森川友義
早稲田大学国際教養学部教授。政治学博士(Ph.D)。1955年群馬県生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒、ボストン大学政治学修士号、オレゴン大学政治学博士号取得。外資系銀行、大手総合商社、国連開発計画、国際農業開発基金等の国連専門機関等、実務経験多数。アイダホ州立ルイス・クラーク大学助教、オレゴン大学客員准教授を経て、現職に至る。海外生活は米国、イタリア、ウガンダ等約21年。専門分野は日本政治、恋愛学、進化政治学。
主な著書として、『大学4年間で絶対やっておくべきこと』(中経の文庫)、『若者は、選挙に行かないせいで、四000万円も損してる! ?』『一目惚れの科学』(以上ディスカヴァー携書)、『結婚は4人目以降で決めよ』(新潮文庫)等がある。