北海道の片田舎の町工場が舞台。誰にも期待されなかったロケット開発が幾多の困難を乗り越えて、米国のNASAにも注目される事業となりました。著者の実体験をもとにした本書には「あきらめない人がひとりでも増えれば、世の中が少し良くなるんじゃないか」という強い思いが込められています。
昨今の「スゴイ町工場ブーム」の火付け役ともいわれる作品です。
植松努
1966年、北海道芦別市生まれ。北見工業大学卒業後、航空宇宙関連企業に就職。1994年、父が経営する植松電機に入社。1999年よりリサイクルに使うマグネットを開発。2004年、北海道大学大学院の永田晴紀教授とともにロケット開発を開始。2006年、株式会社カムイスペースワークスを設立、ロケットや人工衛星の研究開発を行う。2009年、「ARCプロジェクト」を始動させる。著書に『好奇心を“天職”に変える 空想教室』(サンクチュアリ出版)がある。