著者の浦野さんは、コミュニケーション・インストラクターとして、全国を駆けめぐり、
著書も数十冊も出している明るくて素敵な方。
その浦野さんが、ある日、受けた、余命四か月の突然のがん宣告。そして、2年後に訪れた奇跡!
「はつらつ看板」を掲げてがんと向かい合った著者が、奇跡のがん消滅までの二年間に気づいた、
人との絆、感謝、ちいさきものへの尊敬…。そして、恋、憧れ…。
本書には、がん治療を受けた人のみが知る痛さや苦しみも、率直に書かれていますが、いわゆる闘病記ではありません。
死を間近に意識した著者が気づいた人生の大切なことの数々、
そして、毎日を楽しく輝くものにするための小さな工夫が、読んでくださる方への愛に満ちた口調で語られます。
そして、同じように病と闘う方やそのご家族には、何度も何度も心を超めて、
「あなたは独りぼっちじゃない」と。
がんなどの大病と闘う患者さんとそのご家族はもちろん、すべての人を勇気づける感動の1冊です。