東京大学あかちゃんラボ発
あかちゃんといっしょに作った あかちゃんのための絵本!
8万部突破の大ヒット絵本が、
お出かけにぴったりのサイズのボードブックになりました!
「あかちゃんの好きなキャラクターを使って絵本を作りたい。」
そんな想いから企画されたのがこの絵本です。
あかちゃんが好きな絵本とされるものの多くで原色が派手に使われています。
たしかにあかちゃんは原色をよく見ますが、実はそれは視覚の発達の影響が大きく、
好きかどうかとはあまり関係がありません。
そこで私たちは、あかちゃんに審査員になってもらい、
キャラクターの人気投票をしてみることにしました。
帽子からいろいろなものを取り出してみせるのが得意な見習い手品師というテーマで描かれた
キャラクターを2つずつならべ、あかちゃんがどっちを長く見つめているかを調べ、
人気No.1を選び出したのです。
あかちゃんの視線の見つめる先をアイトラッキングという技術で追いかけ、
少し専門的な統計処理をして出てきた結果はなんと、
お父さん、お母さんの投票とはまったく逆のものでした!
ロロン
イラストレーター1972年生まれ。
日本デザイナー学院、セツ・モードセミナー卒業。主な仕事は書籍、雑誌、広告等のイラストレーション。好きな食べ物はメロン。
開一夫
東京大学大学院総合文化研究科広域システム科学系教授。一般社団法人 赤ちゃんラボ5.0 代表理事。「赤ちゃん学」を専門とし、東京大学赤ちゃんラボを運営。乳幼児も「正義の味方」を応援することを明らかにするなど、ユニークな研究を行っている。すべての子どもを笑顔にする!をモットーに、2024年6月、一般社団法人赤ちゃんラボ5.0を発足。子ども達が成長していく上で必要となる社会基盤について探求するとともに、発達データの新たな活用のための枠組みに取り組んでいる。https://aka-lab.jp/
著書に、『赤ちゃんの不思議』『日曜ピアジェ 赤ちゃん学のすすめ』(ともに岩波書店)、『ソーシャルブレインズ:自己と他者を認知する脳』(東京大学出版会)、など多数。絵本の監修として、『もいもい』『モイモイとキーリー』『うるしー』『もいもい どこどこ?』(いずれもディスカヴァー)などがある。乳幼児向けTV番組「シナぷしゅ」(テレビ東京)の監修を行っている。