勤勉・正直・時間に正確
近代化と高度成長を支えた日本人の美徳は石田梅岩によってつくられた!
※本書は2015年刊の同名書を携書化したものです。
目次
第1章 日本人を勤勉にした男
第2章 道徳なしに市場なし 石田梅岩とアダム・スミス
第3章 商業は正直から始まる
第4章 倹約は自分のためだけではない
第5章 仕事〈ワーク〉と人生〈ライフ〉を結びつける
第6章 現代に生きる心学の精神
第7章 江戸時代のドラッカー
おわりに
森田健司
1974年、神戸市生まれ。京都大学経済学部卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(人間・環境学)。専門は社会思想史。特に、江戸時代における庶民の思想や、石門心学の研究に注力している。
主な著作に、『石田梅岩――峻厳なる町人道徳家の孤影』(かもがわ出版・2015年)、『かわら版で読み解く江戸の大事件』(彩図社・2015年)、『石門心学と近代――思想史学からの近接』(八千代出版・2012年)などがある。